安く買って高くつく

安く買うことと、安心できるものを購入することは別問題です。とくに、デフレの時代に生活していることもあって、安さが追求されているように思えますが、そればかりがいいことではありません。たしかに、安くてかつ、いいものであれば問題ないでしょう。とくに、電化製品や車などを購入する場合には、選び方次第では、購入後に多くのお金が必要になって、結局のところ安く購入したメリットがなくなってしまう場合もあります。たとえば、車の場合を考えてみましょう。
もしも安く中古車を購入しようと思えば、そうする方法はいくらでもあります。巷には安いということだけを売りにしている販売店があります。もしかしたら、1か月保証などが付いているかもしれませんが、大抵の場合、故障が表れるのはちょうど保証が切れたころです。さて、もしも中古車を買って、その後不具合に悩まされる場合、いろいろな選択肢があると思います。その車をなおして、引き続き乗り続けることもできるでしょう。または、さっさと売却して、ほかの車を手に入れたいという欲求に駆られるかもしれません。そのようなときに困るのは、そんな調子の悪い中古車を下取りや買い取りに出しても、せいぜい回収できる金額が知れているということです。つまり、安く中古車を購入しようとしたことが、かえってお金を失う結果にもなりかねないのです。そのように考えてみますと、購入する時点で、その品質が保証されている中古車を購入することの益についてお分かりいただけると思います。
例えば、国内の自動車メーカーのディーラーが運営している中古車センターでは、販売する中古車に対して、1年間の保証を付けています。どうしてそのようなことが可能になるのでしょうか。それは、それだけの期間の保証を付けても大丈夫と判断された車のみが、店頭に出ているからです。すでに、厳しいチェックと整備が施されていますので、万全の態勢で送り出され、しかも万が一の時には、必要なサポートを受けることができるのです。それで、その後は安心です。仮に旅行で使用するとしても、引っ越すことになっても、全国のお店でサポートを受けることができますから、日本全国どこにいても引き続き安心していられます。ですから、中古車を買うときにはくれぐれも洞察力を持って選んでください。